2014年6月30日月曜日

393.「議論術速成法―新しいトピカ」 香西 秀信

「トピカ」とは、トポス集のことです。
「トポス」とは、思考の内容ではなく、発想の型のことです。

著者は、他人の優れた考えを収集し、情報として蓄積して、それを別の場面で自分の思考として「利用」すること、これを意図的かつ大規模にやることを提案しています。

他人のまとめた論法集を利用するのではなく、自分だけの独自のトピカを作る。人間にはそれぞれ異なった「議論的」気質があって、それがある論法を偏愛したり、別の論法を忌避したりするからとのことです。

とても実用的な方法だと感じました。

2014年6月29日日曜日

392.「独学という道もある」 柳川 範之

著者は、小学4年から中学1年まで、シンガポールの学校に通い、高校時代ばブラジルで学校には通わず、独学で大検に合格しました。

大学は、慶應義塾大学経済学部通信教育課程を卒業し、その後、東京大学大学院経済学研究科博士課程を修了して、准教授になりました。

予備校に通うどころか、高校にも行かずに独学で通したことに関心しました。

本人に意思さえあれば、独学でも学力を向上することができる。さらには、独学で学習できるということは受け身で暗記するのではなく、自ら、課題設定し、計画できるということです。

学べる方法は、いろいろあると実感しました。

2014年6月28日土曜日

391.「人生の9割は逃げていい。」 井口 晃

学校や人間関係から逃げまくっていたにも関わらず、思うように生きている体験談です。

汎用性があると思わないほうがいいです。4校も転校したり、アメリカの大学に留学したりと、かなり特殊な体験であり、お金をかけてもらえる環境にありました。

アメリカの大学に通えなくなるレベルの英語なのに、英語のセミナーで稼ぐという度胸と行動力もあります。

全編、集合研修における導入話のようで、興味を沸かせますが具体的な内容に入って行きません。

「逃げることで、次々と別のチャンスに出会い、その中で好きなことだけやって生きてこれた」という内容を繰り返し書いている気がしました。

特殊なケースだから真似できませんが、そういう生き方もできるのかと心は軽くなります。

2014年6月27日金曜日

390.「中国・韓国が死んでも隠したい 本当は正しかった日本の戦争」 黄 文雄

日本の戦争について、台湾出身の著者から見た歴史観です。

日本人により書かれたものより客観的だと思います。


1. 日清戦争は、清国が李氏朝鮮を占領しようとしていたのを防ぐためだった。
2. 日露戦争は、ロシアの満州占領と朝鮮半島侵略を防ぐためだった。
3. 日露戦争の勝利が、米国など白人社会の反発を買い、日米戦争の一因となった。
4. 三光とは、槍光、焼光、殺光という意味の中国語であり、中国語を日本軍のスローガンにすることはおかしい。
5. 南京大虐殺で30万人が犠牲となったというが、南京の人口は20万人だった。
6. 朝鮮人の従軍慰安婦は、約18万人というが、200万人の軍隊に帯同させるには多すぎる。
7. 済州新聞の調べでは、済州島で慰安婦の話を知っている人がいなかった。

知らなかったこと、誤解していたことが色々と分かり非常に勉強になりました。日本国民として、自国の歴史に自信が持てます。何度も読み返す価値がある本だと思いました。

2014年6月26日木曜日

389.「科学技術をよく考える -クリティカルシンキング練習帳」- 伊勢田 哲治、戸田山 和久

最近の科学に関する論点が詳しく解説されていて、よく分かります。

10のテーマについて賛成論、反対論、課題、思考手順などが示されます。これをもとに議論をして、思考を深めるという作りになっています。

大学の教科書として作られており、特定の解答は提示されていません。個人が課題を考えて一人で思考を深めるには限界がありますが、よい思考トレーニングになるでしょう。

2014年6月25日水曜日

388.「母さんのコロッケ ~懸命に命をつなぐ、ひとつの家族の物語~ 」喜多川 泰

人は、他の人のために生きているのであり、他の人から必要とされた時に幸せを感じる。

そして、目の前にある「永遠に続く今」だけに幸せに生きる「覚悟」をして取り組む。

大人は子供に、「もの」を残すのではなく、「生きる力」を養うための「記憶」を残す。

「記憶」とは、苦しいながらも、一生懸命子供を育てる姿を見せること。

これがこの本のメッセージと思いました。真実かどうかわかりませんが、こう考えると、生きることが楽になるように感じました。

2014年6月24日火曜日

387.「ノエル: a story of stories」 道尾 秀介

先が気になりどんどん読み進めました。
期待と失望、不安と安堵が入り混じった素敵な作品です。

虐めを受けた少年と心に傷を持つ少女が紡いだ絵本が3つの小さな奇跡を起こします。

貧しさと虐待、祖母の死と妹の誕生によりそれそれ失われるもの、独居の喪失感など、普通の人に起こり得る日常と、その当事者達の心情がよく描かれています。

2014年6月23日月曜日

386.「ストーリー・セラー」 有川 浩

もともと、「Story Seller」という複数の作家の作品をまとめた本で発表されたSide Aに、Side Bを書き下ろして単行本化した本です。

成功者の周囲の人間の善良なる悪意というものを感じました。

作家である彼女に押し寄せる、嫉妬、妬み、やっかみ、負け惜しみ。これらが一度に押し寄せたため、彼女の精神が破壊されます。

「致死性脳劣化症候群」。
思考した分だけ生命を削られる奇病に最も思考が必要な職業である作家の彼女が羅患します。

Silde Aは、読んでいてつらすぎました。

そのSide Aと対をなすSide Bを読むと、そのつらさが少し薄らぎます。しかし、読み進めるうちに違う種類の、現実的なつらさがじんわり染みてきます。

その中でも、最後に希望が見いだせるのが、せめてもの救いです。

2014年6月22日日曜日

385.「私は、いかにして「日本信徒」となったか」 呉善花

日本人と仲良くしたいと願っている韓国人は、まず韓国式の「仲良しになる方法」をぶつけるそうです。いわば、なれなれしい態度をとろうとするのですが、そうすると日本人はサッと身をかわします。

そして、日本人は、その韓国人に一定の距離を置くようになります。

そこで、その韓国人は、「やはり日本人は私たちを差別している」と思うのだそうです。

この根っこにある民族の感性の相違により、日本人は韓国人に対し無関心となり、韓国人は日本人に対し憎しみを抱くのではないでしょうか。

そうだとすれば、これはなかなか解決しない根源的な問題に思えます。


2014年6月21日土曜日

384.「レジーム・チェンジ―恐慌を突破する逆転の発想」 中野 剛志

「レジーム」とは、政治・経済の体制のことです。

現在は、デフレであるにもかかわらず、小さな政府、グローバル化、雇用の流動化、消費増税といったデフレを促進させる「インフレ・レジーム」を推進しています。

2012年の出版時点では、著者は「インフレ・レジーム」が「デフレ・レジーム」に転換されることに期待を持っていました。

しかし、最近のコメントを見ると、「デフレ・レジーム」への転換について絶望しているようです。

引き続き、移民政策、TPP参加、スマートワーク、法人税減税、配偶者控除廃止といった、価格競争による人件費値下げというデフレを進行させる政策ばかり進められているからです。

2014年6月20日金曜日

383.「人を動かす対話術」 岡田 尊司

タイトルから日常やビジネスで他人に影響を与える話し方の本だと思いましたが、違っていました。

精神的に不安定な人の扱い方が網羅的に書かれています。

様々な接し方が書かれているので、全てを実行するには、訓練を受けたカウンセラーでないと難しそうです。

いくつかでも実行できれば効果がありそうでした。

2014年6月19日木曜日

382.「不動産投資「やっていい人、悪い人」──年収200万円時代に備える」長嶋 修

タイトルとは異なり、不動産投資の一般的な話が語られます。
人の特性などに注目されていません。

投資用不動産購入における、一般的な留意点が説明され、購入後の運用に関する記載は薄いです。

大家として成功した例、失敗した例は殆ど書かれいていません。

実際に投資に成功するための実用書ではなく、不動産投資一般を知るための入門書としては有用でしょう。

2014年6月18日水曜日

381.「歴史の中の『新約聖書』」 加藤 隆

イエスとその12人の弟子達は、「書かれたもの」を残しませんでした。

その理由の一つには、ユダヤ教以外に「新しい掟」を作るという発想がなかったからです。


イエスの十字架後、直接教えを受けた12使徒は、「他の人は、もうイエスの直弟子になれない」という特権を活かして、自分に都合よくアレンジしたイエスの話を口頭で伝えました。

この主流派(エルサレム)と対立したヘレニストは、12使徒に対抗するために4つの福音書を作りました。「書かれたもの」に権威が生じれば、12使徒の権威が弱まるからです。

主流派はアラム語を話しますが、ヘレニストはギリシア語圏からエルサレムへ移住して来たため、ギリシア語を話します。そのため、新約聖書は全てギリシア語で書かれているのです。

後に、キリスト教の異端「マルキオン派」は、教会を持たないにも関わらず、大きな勢力を持ちました。その鍵が「マルキオンの聖書」という「ルカの福音書」と限定され、変更された「パウロ書簡」でした。

このことに学んだ主流派は、2世紀からキリスト教独自の聖書である「新約聖書」を作成し初め、4~5世紀にかけて確立したのでした。

つまり、

  1. 聖書があってキリスト教ができたのではなく、様々な意図により作られ権威化したこと、
  2. 全てギリシア語で書かれたことから、ローマ帝国の支配構造の中で重要な機能を果たていたこと

が分かりました。

2014年6月17日火曜日

380.「16倍速勉強法―「東大」「ハーバード」ダブル合格」 本山 勝寛

受験勉強のやり方の本だと思いましたが、それに留まらず日常の勉強法に書かれています。

地頭を鍛える方法として、「読み、書き、そればん」を薦めています。


「書き」のパートではブログの効用とその続け方が書かれています。

ブログを書くことにより、毎日何かを書く題材がないか意識するようになり、アンテナが広がったというコメントは同感です。

2014年6月16日月曜日

379.「少年弁護士セオの事件簿 (3) 消えた被告人」 ジョン グリシャム

少年弁護士セオのシリーズ3作目。

妻の殺人事件の容疑者である、ピーター・ダフィーが裁判所に出廷せず、失踪する。

丁度その頃、セオのロッカーが何者かに開けられ荷物が盗まれたり、自転車のタイヤがナイフで切り裂かれたりする。

セオに対する不信な出来事は徐々にエスカレートし、遂には、パソコンショップでの窃盗の疑いがかけられる。

児童書なので難し伏線や深い心理描写はありませんが、ジョン・グリシャムの作品だけあって、最後まで一気に読ませます。


2014年6月15日日曜日

378.「富と宇宙と心の法則」 ディーパック・チョプラ

富について書かれた本ですが、スピリチュアルすぎてよく分かりませrんでした。

富を追い求めるのではなく、富が自然に引きつけられる状態を創り上げるステップが示されていますが、そのステップが私にはピンっと来ませんでした。

2014年6月14日土曜日

377.「独裁者の最強スピーチ術」川上 徹也

ヒトラーがドイツ人ではなく、オーストリア人であったことにまず驚きました。

ドイツがなぜヒトラーに独裁を許したのか、ずっと謎でしたが、少し理解できました。

ヒトラーは、1933年1月30日、43歳の時にワイマール共和国の首相に任命されると、共和党を徹底的に弾圧しました。

2月28日に基本的人権や言論の自由を停止し、政府が国民を自由に逮捕し、好きなだけ勾留すrことを可能にする緊急令を提出し、
3月9日に91の協和等の議席を剥奪し、ナチスは単独過半数になります。

3月23、「全件委任法案」が可決され、合法的にドイツが独裁国家となりました。

わずか2ヶ月間で独裁体制を一気に確立したのでした。


2014年6月13日金曜日

映画「恋する神父」


最初からエンディングありきのようで、次々と整合性のないエピソードが続きます。

恐らく、当時人気絶頂だったクォン・サンウの魅力をアピールするアイドル映画だったのでしょう。

彼の涙を魅力的に見せることに主眼が置かれているため、ストーリーは滅茶苦茶です。

たた、インド映画のように途中で歌やダンスが入ったりと、テンポがいいので最後まで飽きずに見ることができました。

376.「望郷」 湊 かなえ

瀬戸内海に浮かぶ過疎の島、「白網島」を舞台にした、6家族の悲喜劇を描きます。

45ページの短編が6作。

たった45ページにもかかわらず、島という閉鎖された社会の中での周囲の遠慮ない関心、嫉妬、虐めなど物凄く濃厚に描かれています。

狭い島から逃げられず、興味本位の噂話や陰湿な虐めが永遠に続く。本島との橋が出来たことで島から逃げ出し、新たな悲劇も生まれる。

どれも辛く悲しい物語ですが、最後は希望が見いだせるので、読後にはホッとできます。


2014年6月12日木曜日

375.「よいこの君主論」 架神 恭介、 辰巳 一世

マキャベリの「君主論」を小学校の5年3組を舞台とした覇権争いに当てはめて解説しています。

5年生の1年間を通じて行われる、運動会、遠足、雪合戦などの年中行事がそれぞれの勢力の戦争として見立てられます。

そして、各派閥でそれに向けた訓練や謀略が繰り広げられます。

「君主論」は取っ付きにくいですが、その導入として本書を読んで、興味を持ったら「君主論」に読み進むとよいかもしれません。

2014年6月11日水曜日

374.「自動的に大金持ちになる方法-オートマチック・ミリオネア」- デヴィッド・バック

書かれている内容は、
「バビロンの大富豪」等で書かれていることとほぼ同じです。

原則は一緒なのでしょう。

主なポイントは下記のとおり。
  1. 収入の10%をまず貯蓄する
  2. 自分の家を買い繰り上げ返済する
  3. カードを使わない

この仕組を「自動化」するために、給与天引きするということが、タイトルの「自動的」です。

タネを明かしてしまうと普通のことですが、やはり、この方法が確実に資産を増やすようです。

住宅ローンの章で、アレっと思いました。
「現実には差し押さえて家を失う人はごくわずか」
「97パーセント、最高では100パーセントまでの融資」
「ファニーメイ、フレディ・マック」

本の後付を見ると出版は2004年。
2008年のリーマン・ショックの4年前です。

この本を読んで、無謀な住宅ローンを組み、破綻した人が多いのではないでしょうか。
この章は参考にしない方がいいと思いました。

2014年6月10日火曜日

373.「億万長者の秘密をきみに教えよう!」 ロジャー・ハミルトン

まえがき、あとがきで
「この物語はたんなるおとぎ話ではありません。真のストーリーはこの物語の中にではなく、背景に隠されています。」
と強調されています。

しかし、私には「真のストーリー」が分かりませんでした(涙)。

そういう人には、
「何度も何度も繰り返して読むことで真のストーリーが浮き出てきます。しかし、それが何度めで出てくるのかは、あなた次第です。」
との断り書きがあります。

占いのように、効果がありそうなことが曖昧に書かれているので、何度も繰り返して読むことで、自分の状況に本書の内容を当てはめていくようになり、書かれていることが当たっていると思い込むようになるかもしれません。

2014年6月9日月曜日

372.「へんな商標?」 友利昴

面白かったのは、商標「デヴィ夫人」。

商標権者は、あのラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ(旧名・日本名:根本 七保子)さんです。

「デヴィ」は、スカルノ元大統領の名前ではありません。元大統領が命名したそうです。

それなら、「スカルノ夫人」のはずですが、スカルノ氏には4人の妻がいたので、区別するためにこのような呼び名になったのでしょうか・・・。

2014年6月8日日曜日

371.「究極のセールスマシン」 チェット・ホームズ

企業の営業力を組織の仕組みで向上させる本。

その内容は、既によく言われていることであるが、説得力があります。

では、その「よく言われていること」をどうやって継続させるのかは、あまり書かれていません。

営業力アップの本を読んだことがない方には、全体を網羅したよい入門書です。

2014年6月7日土曜日

370.「笑えるほどたちが悪い韓国の話」 竹田恒泰

「朴李(パクリ)病」、
「ウリジナル病」、
「ゆすり、たかり病」、
「告げ口病」
などの反日病について、新聞記事をもとにとても面白く解説しています。

大変勉強になりました。

これらの病に対する著者の対応は、

  1. もっと無関心になること
  2. 広報省を設置し情報戦で追い詰めること
  3. 竹島問題を拡大させること、です。
個人として付き合う時にはよい人達ですが、政治、経済、ビジネスがからむと厄介な国。一定の距離を置いて深入りせずに付き合うのがよいようです。

2014年6月6日金曜日

369.「ビールの世界史こぼれ話」 端田 晶

ビールの歴史や種類がよく分かりました。

「ビールは、大麦、ホップ、水のみを原料とすべし」という、ドイツのビール純粋令は、1516年にバイエル領主ヴィルヘルム四世が定めました。

その後1556年に酵母が追加されました。

「大麦」と限定したのは、小麦をパンのために確保するためだそうです。

ホップは、ビールの香味付け、腐敗防止、不要なタンパクを凝固・沈殿させる清澄作用、泡立ち、のために加えられます。

上面発酵は、発酵も熟成も常温で短期間に行われ、華やかな香りと厚みのある味わいが特徴です。これが「エール」です。

下面発酵は、発酵も熟成も低温で長期間に行われ、ホップの香りと爽やかな味わいが特徴です。これが「ラガー」です。

15世紀のバイエルンで凍りそうな低温でも徐々に発酵が進む例が見られました。しかも、味がマイルドになります。

冷蔵する機器がなかったので、秋の終わりにアルプスの洞窟にビールと天然氷を入れ、春まで貯蔵する方法が考えだされました。

ドイツ語で、格納するという意味の"largern"、これがラガーの由来だそうです。

2014年6月5日木曜日

368.「論理表現のレッスン」 福澤 一吉

実用書というより学術書でした。

読んだだけでは、議論の能力は上がらないと思います。

議論のテクニックは概説されているので、それを参照して日頃からトレーニンすすれば効果的だと思います。

2014年6月4日水曜日

367..「韓国併合への道 完全版」呉 善花

韓国には、根深い華夷秩序思想があり、シナに従属するということが自然なことと捉えられているのではないでしょうか。

日本は一度もシナの冊封体制に入ったことはありません。

しかし、韓国は、日本も華夷秩序に組み込んで認識し、自分達より下に位置づけています。

それゆえ、独自の文化、歴史を持つ日本を羨み妬み、韓国より、優れた部分を恨む(ハン)のでしょう。

大院君と閔妃の政権争いに深入りしすぎたことが、現在にいたる日本の問題の始まりです。

しかし、ロシアの南下政策への脅威から、ロシアの朝鮮植民地化を傍観できなかったのです。

そういった大事な時期に竹添公使とい凡庸な人が責任者であったことが悲劇の始まりでした。

2014年6月3日火曜日

366.「最強の夢実現ツール 新・経営用語辞典」 福島 正伸

ビジネス用語を具体例を通じて肯定的に定義付けています。

それにより、否定的と思われていた用語を前向きな視点で捉えることができます。


ただ、そういった用語を肯定的に定義することの意義は何でしょうか。

日頃のビジネスシーンにおいて暗い気持ちで会話や思考しているとき、この用語の定義を思い出すことで明るい気持ちに転換できるかもしれません。

具体例に信憑性はありませんが、分かりやすく物の見方を変えることができると思います。

2014年6月2日月曜日

365.「夢は、紙に書くと現実になる! 」 ヘンリエッタ・アン・クロウザー

紙に夢を書き出すことで夢が実現するという本。

様々な本でよく言われていることですが、単なるスピリチュアルな話ではなく、ちゃんとした、原因があるように思います。

紙に書き出すことで、以下のことが起き、実現しやすくなるのではないでしょうか。

  • 身の回りの夢に関する情報に気付くようになる。
  • 夢に向けた行動を選択するようになる。
  • 不安を紙に書き出すことで不安から解放される。
  • 紙に書くことで、次のアイデアを誘発する。

2014年6月1日日曜日

364.「世界一やさしい「思考法」の本―「考える2人」の物語 長沢 朋哉

「世界一やさしい思考法」を提示する本だと思い読み始めましたが、「思考法」を紹介する「世界一やさしい」本でした。

つまり、著者オリジナルの思考法を公開するのではなく、コンサル会社が公開した、いわゆる「戦略思考」を小説仕立てで紹介するものです。

そのため、これを読んでも思考法は身につきませんが、基本的な思考手法に触れるにはいいでしょう。
ビジネススクールでの入門書には適しているかもしれません。