著者の他の著作が良かったので、本書を読みましたが、あまり響きませんでした。
幾つかのテーマに分けて、テーマごとに書籍からの引用を用いて解説しているのですが、解説が分かりにくかったです。
そして、解説を実生活に使うには難しいと思いました。
本を1,000冊読みました。極端な変化はありませんが、人生が好転している気がします。もう少しブログを続けてみます。 知識が増えたので物の見方の切り口も増え、他人の意見が受け売りかどうか、何となく感づくようになりました。
2014年7月31日木曜日
2014年7月30日水曜日
423.「国家のツジツマ 新たな日本への筋立て」 佐藤健志、 中野剛志
中野剛志氏の意見に関心があったのですが、本書後半では殆ど語らせてもらえず、佐藤健志氏の一方的な主張が続きます。佐藤氏は「対談」と言っていますが、中野氏の名は宣伝に使われたようです。
佐藤氏の論調は偏光しているように思え、同調できませんでした。歴史認識も誤解があるように思えました。
例えば、「婦女子が手当たり次第にレイプされるとかいう状態だったら、アメリカと心情的に一体化しようとしても無理です。」といっていますが、
「規律正しかったように思える米軍ですが、日本進駐後、最初の10日間、神奈川県だけで、1,300件の強姦事件を起こしています(すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」)。
保守=現状維持派、左翼=積極的改革派という説明は腑に落ちました。
佐藤氏の論調は偏光しているように思え、同調できませんでした。歴史認識も誤解があるように思えました。
例えば、「婦女子が手当たり次第にレイプされるとかいう状態だったら、アメリカと心情的に一体化しようとしても無理です。」といっていますが、
「規律正しかったように思える米軍ですが、日本進駐後、最初の10日間、神奈川県だけで、1,300件の強姦事件を起こしています(すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」)。
保守=現状維持派、左翼=積極的改革派という説明は腑に落ちました。
2014年7月29日火曜日
422.「林原家 同族経営への警鐘」 林原健
昨日の421.「破綻──バイオ企業・林原の真実」 林原 靖に続いて本日は、破綻した同族企業林原を経営していた兄弟のうち、兄の健氏の実録です。
これは、「破綻」とはかなりことなった内容が書かれています。
林原の経営の実情は、研究開発のみ健氏が担当しており、その他の営業、人事、総務といった経営全般は靖氏に一任していたとのことです。
そして、3か月に1度の開催が義務付けられていた取締役会も実施には開かれず、議事録は捏造され、社長印が勝手に押されていたというのです。
監査法人は置かず、監査役3人は、母親、長男、いとこで母は2001年に脳血栓を患ってから出勤実績がなく、長男も体調を崩してから出社していません。それにも関わらず、報酬が支払われていました。
健氏は美術品、靖氏は株と不動産に会社のお金を流用し、健氏用の子会社と靖氏用の子会社を作って本体の収益を還流していました。
本書の内容は、ほとんど言い訳に終始し、破綻の責任を靖氏に負わせています。実際に破綻に関与したのは靖氏ですが、巨額の研究開発費を要求し、経理内容は全くチェックしなかった健氏に一番の責任があると感じました。
それとともに、林原を礼賛した書籍を記した牧野昇氏をはじめ、成功体験を描いたビジネス書はやはりあてにならないと実感しました。
これは、「破綻」とはかなりことなった内容が書かれています。
林原の経営の実情は、研究開発のみ健氏が担当しており、その他の営業、人事、総務といった経営全般は靖氏に一任していたとのことです。
そして、3か月に1度の開催が義務付けられていた取締役会も実施には開かれず、議事録は捏造され、社長印が勝手に押されていたというのです。
監査法人は置かず、監査役3人は、母親、長男、いとこで母は2001年に脳血栓を患ってから出勤実績がなく、長男も体調を崩してから出社していません。それにも関わらず、報酬が支払われていました。
健氏は美術品、靖氏は株と不動産に会社のお金を流用し、健氏用の子会社と靖氏用の子会社を作って本体の収益を還流していました。
本書の内容は、ほとんど言い訳に終始し、破綻の責任を靖氏に負わせています。実際に破綻に関与したのは靖氏ですが、巨額の研究開発費を要求し、経理内容は全くチェックしなかった健氏に一番の責任があると感じました。
それとともに、林原を礼賛した書籍を記した牧野昇氏をはじめ、成功体験を描いたビジネス書はやはりあてにならないと実感しました。
2014年7月28日月曜日
421.「破綻──バイオ企業・林原の真実」 林原 靖
2014年4月8日のブログで
308.「創造のちから―「不思議な企業」林原の発想」 牧野 昇
について記載しました。
これは、インターフェロンなどユニークな製品で知られた林原の成功の秘訣を記したものです。
しかし、林原は、2011年に会社更生法の適用を受けています。
本書は、同族企業林原を経営していた兄弟のうち、弟の靖氏の破綻に至った内実を描いた実録です。本人によれば、自分は専務という立場から社長の補佐に徹していたとのことです。
本書によれば、事業は有望で経営は堅調であったそうです。
問題は、1,300億円の巨額の借入金でした。
破綻の原因は、殆どすべて銀行と弁護士のせいにしており、特に住友信託銀行が一番責任があるように読めました。
上記の書籍では、工場を持たないファブレス企業であったことが成功の秘訣のように書かれていますが、経営を担当する立場から言えば、本当を製造部門を持ちたかったようです。製造を持っていればそこから研究開発に投資する利益を上げることができるからです。
破綻後に弁済率は93%であり、全く破綻する必要はなかったようです。
では、なぜ破綻したのか。
それは、粉飾決算による2重帳簿など、不透明な経理内容に銀行が不信感をもったからではないでしょうか。
2014年7月27日日曜日
420.「植物図鑑」有川 浩
2014年7月26日土曜日
419.「ひきこもりはなぜ「治る」のか?: 精神分析的アプローチ 」 斎藤 環
2014年7月25日金曜日
418.「移民亡国論: 日本人のための日本国が消える! 」 三橋 貴明
日本の人口減少を補うために年間20万人の移民を受け入れるということが議論されていますが、外国人を増やして人口を維持することに何の意味があるのでしょうか。
日本を「場所」と捉えれば需要減少を防ぐという意味はあるかも知れませんが、「日本人の集団」と捉えれば減った減った需要に対処すればよいので、人数合わせは無意味です。
高度人材と言いますが、日本語を流暢に話せない移民を高度人材と呼ぶのでしょうか。
また、日本人が嫌がる仕事や家政婦の仕事は、形を変えた奴隷制度です。
これまで奴隷制度を持たず、働くことは尊いと考える日本人にとってそぐわないと思います。
将来懸念される人口減少による人手不足は、まず、働けない日本人で賄うべきと思います。まずは、賃金を引き上げ、日本人に仕事を与える。そうすれば、結婚を諦めていた人達が結婚、出産し人口減少に歯止めがかかるのではないでしょうか。
さらに、親の収入が安定すれば子供の就学が可能となり、就職しやすくなるため、社会が活性化すると思いました。
日本を「場所」と捉えれば需要減少を防ぐという意味はあるかも知れませんが、「日本人の集団」と捉えれば減った減った需要に対処すればよいので、人数合わせは無意味です。
高度人材と言いますが、日本語を流暢に話せない移民を高度人材と呼ぶのでしょうか。
また、日本人が嫌がる仕事や家政婦の仕事は、形を変えた奴隷制度です。
これまで奴隷制度を持たず、働くことは尊いと考える日本人にとってそぐわないと思います。
将来懸念される人口減少による人手不足は、まず、働けない日本人で賄うべきと思います。まずは、賃金を引き上げ、日本人に仕事を与える。そうすれば、結婚を諦めていた人達が結婚、出産し人口減少に歯止めがかかるのではないでしょうか。
さらに、親の収入が安定すれば子供の就学が可能となり、就職しやすくなるため、社会が活性化すると思いました。
2014年7月24日木曜日
417.「嘘だらけの日米近現代史」 倉山 満
2014年7月23日水曜日
416.「夜行観覧車」湊 かなえ
2014年7月22日火曜日
415.「雨のなまえ」 窪 美澄
2014年7月21日月曜日
414.「働くことがイヤな人のための本」 中島 義道
2014年7月20日日曜日
413.「「ひきこもり」救出マニュアル〈理論編〉」斎藤 環
2014年7月19日土曜日
412.「ひきこもりのライフプラン――「親亡き後」をどうするか」斎藤 環、 畠中 雅子
2014年7月18日金曜日
411.「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」 坪田信貴
表紙の写真がかわいいですね。
「この娘が偏差値30から慶應へ現役合格したのか」と思うでしょう。普通。
しかし、この娘はモデルの石川 恋さんで、主人公のさやかちゃんではありません。本書とは全く無関係の写真です。
この写真で本を手にとった人も多いと思いますので、上手いと言えば上手いが、ズルいと思いました。
内容は、さやかちゃんがいかに勉強ができなかったか、勉強にそぐわない家族関係、そのなかで、著者である塾の先生だけがさやかちゃんの理解者であったことが書かれています。そのやり取りと合格までのストーリーは面白いです。
学習法については、本人のモチベーションを上げていく心理学による指導法が書かれています。科目の具体的学習法にも多少触れられており、参考になりました。
「この娘が偏差値30から慶應へ現役合格したのか」と思うでしょう。普通。
しかし、この娘はモデルの石川 恋さんで、主人公のさやかちゃんではありません。本書とは全く無関係の写真です。
この写真で本を手にとった人も多いと思いますので、上手いと言えば上手いが、ズルいと思いました。
内容は、さやかちゃんがいかに勉強ができなかったか、勉強にそぐわない家族関係、そのなかで、著者である塾の先生だけがさやかちゃんの理解者であったことが書かれています。そのやり取りと合格までのストーリーは面白いです。
学習法については、本人のモチベーションを上げていく心理学による指導法が書かれています。科目の具体的学習法にも多少触れられており、参考になりました。
2014年7月17日木曜日
410.「間違いだらけの憲法改正論議」倉山満
殆ど真剣に読んだことがない日本国憲法ですが、本書はとても分かりやすく、勉強になりました。
平和憲法とも称される日本国憲法ですが、そもそもは「マッカーサーノート」というダグラス・マッカーサーの走り書きを元に、GHQが起草したものです。
それは、日本を永久に平和であらしめるという高尚な理念で作られたものではなく、単に、永久に白人社会に刃向かえないように、自衛のためにすら戦争と軍隊を放棄させるものでした。
戦争と軍隊の放棄は、主権国家として歪なものです。その証左として米国を始めとした世界のどこの国でも採用されていません。作ったマッカーサー自身がその失敗に気付き、朝鮮戦争が始まると、「9条は解釈でなんとかしろ」と命じ、再軍備させました。
また、24条は、当時23歳の単なる通訳だったペアテ・シロタ・ゴードンが起案した感情的な作文です。
改憲論が盛んに言われていますが、自民党改憲論もでたらめで、これを採用すると日本国憲法よりも悪くなるように感じました。改憲には、帝国憲法を策定したときのように、高い見識を持った人材が必要と思いました。
平和憲法とも称される日本国憲法ですが、そもそもは「マッカーサーノート」というダグラス・マッカーサーの走り書きを元に、GHQが起草したものです。
それは、日本を永久に平和であらしめるという高尚な理念で作られたものではなく、単に、永久に白人社会に刃向かえないように、自衛のためにすら戦争と軍隊を放棄させるものでした。
戦争と軍隊の放棄は、主権国家として歪なものです。その証左として米国を始めとした世界のどこの国でも採用されていません。作ったマッカーサー自身がその失敗に気付き、朝鮮戦争が始まると、「9条は解釈でなんとかしろ」と命じ、再軍備させました。
また、24条は、当時23歳の単なる通訳だったペアテ・シロタ・ゴードンが起案した感情的な作文です。
改憲論が盛んに言われていますが、自民党改憲論もでたらめで、これを採用すると日本国憲法よりも悪くなるように感じました。改憲には、帝国憲法を策定したときのように、高い見識を持った人材が必要と思いました。
2014年7月16日水曜日
409.「私の男」 桜庭 一樹
2014年7月15日火曜日
408.「PENGUIN READERS5: PRISONER ZENDA」 Pearson Educatio
身代わりとなることで、命の危険にさらされることになったラッセンディルの命運は・・・。
そして、ラッセンディルに想いを寄せていくフラビア姫との恋の行方も最後まで気になりました。
2014年7月14日月曜日
407.「日本人て、なんですか?」 竹田恒泰、 呉善花
2014年7月13日日曜日
406.「ハンドブック 集団的自衛権 (岩波ブックレット)」 浦田 一郎、前田 哲男、 半田 滋
非常に騒がれているけど、実はよくわかっていない「集団的自衛権」を少し勉強してみました。
「自衛権」は、1945年6月に調印された国際連合憲章において定められました。
国連憲章は、原則として、武力行使を禁止しています(2条4項)。
違法な武力行使に対して、国連が集団で対処します(1条1項)。
この集団安全保障には、以下の2つがあります。
(1) 非軍事的措置(41条)
(2) 軍事的措置(42条)=国連軍
そして、例外が「自衛権」(51条)です。
「自衛権」は、国際法上の権利であり、採択は各国の自由です。
自衛権には、「個別的自衛権」と 「集団的自衛権」があります。
(1) 「個別的自衛権」は、「外国からの違法な侵害に対し、自国を防衛するため、緊急の必要がある場合、それを反撃するために武力を行使する権利」です。
(2) 「集団的自衛権」は、「他国が「武力攻撃」を受け、自国が受けていないときに、武力行使する権利」です。
「集団的自衛権」が、問題となるのが「集団的自衛権」によって、軍事行使が正当化されることです。以下がその例です。
> ベトナム戦争におけるアメリカの武力行使
> アフガニスタンに対するソ連の侵攻
> ニカラグア内戦
> 湾岸戦争における多国籍軍の武力行使
> 9.11後のアフガニスタンに対するNATO諸国の武力行使
「集団的自衛権」については、さらなる学習及び議論が必要と思いました。
「自衛権」は、1945年6月に調印された国際連合憲章において定められました。
国連憲章は、原則として、武力行使を禁止しています(2条4項)。
違法な武力行使に対して、国連が集団で対処します(1条1項)。
この集団安全保障には、以下の2つがあります。
(1) 非軍事的措置(41条)
(2) 軍事的措置(42条)=国連軍
そして、例外が「自衛権」(51条)です。
「自衛権」は、国際法上の権利であり、採択は各国の自由です。
自衛権には、「個別的自衛権」と 「集団的自衛権」があります。
(1) 「個別的自衛権」は、「外国からの違法な侵害に対し、自国を防衛するため、緊急の必要がある場合、それを反撃するために武力を行使する権利」です。
(2) 「集団的自衛権」は、「他国が「武力攻撃」を受け、自国が受けていないときに、武力行使する権利」です。
「集団的自衛権」が、問題となるのが「集団的自衛権」によって、軍事行使が正当化されることです。以下がその例です。
> ベトナム戦争におけるアメリカの武力行使
> アフガニスタンに対するソ連の侵攻
> ニカラグア内戦
> 湾岸戦争における多国籍軍の武力行使
> 9.11後のアフガニスタンに対するNATO諸国の武力行使
「集団的自衛権」については、さらなる学習及び議論が必要と思いました。
2014年7月12日土曜日
405.「芦原英幸正伝」 小島 一志、 小島 大志
2014年7月11日金曜日
404.「キケン 」 有川 浩
2014年7月10日木曜日
403.「シアター!〈2〉」有川 浩
2014年7月9日水曜日
402.「片想い」東野 圭吾
2014年7月8日火曜日
401.「出稼げば大富豪 運命が変わる編 (調子ぶっこきシリーズ) 」クロイワ ショウ
2014年7月7日月曜日
400.「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」ヘンリー・S・ストークス
南京事件捏造の起こりは、イギリスの日刊紙「マンチェスター・ガーディアン」中国特派員のH・J・ティンパーリーが「What war means」と題する本を著して、南京の出来事を造り上げ、ニューヨークとロンドンで出版したことです。
今では、その内容に、国民党中央宣伝部という中国国民党の情報機関がその内容に深く関与していたことが明らかになっています。
しかし、国際委員会の報告によれば、南京に残った人口は、南京戦の時点で20万人であり、陥落後の翌月には、25万人に膨れ上がりました。南京事件が事実ならば、その翌月に5万人も人口が増えるでしょうか。
また、1955年7月に衆議院本会議で426名の国会議員が赦免決議を可決しました。この国会決議により、日本から「戦犯」がいなくなりました。
それにも関わらず、靖国神社に「A級戦犯が祀られているのは許せない。」というのは、国会決議の否定であり、自虐史観であると思いました。
今では、その内容に、国民党中央宣伝部という中国国民党の情報機関がその内容に深く関与していたことが明らかになっています。
しかし、国際委員会の報告によれば、南京に残った人口は、南京戦の時点で20万人であり、陥落後の翌月には、25万人に膨れ上がりました。南京事件が事実ならば、その翌月に5万人も人口が増えるでしょうか。
また、1955年7月に衆議院本会議で426名の国会議員が赦免決議を可決しました。この国会決議により、日本から「戦犯」がいなくなりました。
それにも関わらず、靖国神社に「A級戦犯が祀られているのは許せない。」というのは、国会決議の否定であり、自虐史観であると思いました。
2014年7月6日日曜日
399.「真実の中国史【1840-1949】」 宮脇淳子、 岡田英弘
2014年7月5日土曜日
398.「アメリカのめっちゃスゴい女性たち」 町山 智浩
2014年7月4日金曜日
397.「レトリックと詭弁 禁断の議論術講座」 香西 秀信
2014年7月3日木曜日
396.「少年弁護士セオの事件簿 (4) 正義の黒幕」 ジョン グリシャム
2014年7月2日水曜日
395.「多読術」 松岡 正剛
松岡正剛さんという人にひどく理屈っぽい知の巨人というイメージを持っていました。
しかし、本書を読んだ限りでは、物事を分かり易く説明し読者に対する優しさを持っているという感じを受けました。
「本は二度読む」という読み方に納得しました。
一度読んだだけでは忘れてしまうという理由と、再読した時に一度目と感じ方が違うという理由からです。
私は「一度読んだだけでは忘れてしまう」ということを少し恥じていましたが、これを読んで安心しました。
また、読書の頂点は、「全集読書」だそうです。個人全集では、一人の著者がたくさんの様々な投球と球種を見せてくれるので、どんな本を読むより、構造的な読書ができるそうです。
「全集読書」をやってみたいと思いました。
しかし、本書を読んだ限りでは、物事を分かり易く説明し読者に対する優しさを持っているという感じを受けました。
「本は二度読む」という読み方に納得しました。
一度読んだだけでは忘れてしまうという理由と、再読した時に一度目と感じ方が違うという理由からです。
私は「一度読んだだけでは忘れてしまう」ということを少し恥じていましたが、これを読んで安心しました。
また、読書の頂点は、「全集読書」だそうです。個人全集では、一人の著者がたくさんの様々な投球と球種を見せてくれるので、どんな本を読むより、構造的な読書ができるそうです。
「全集読書」をやってみたいと思いました。
2014年7月1日火曜日
映画「ハロー!? ゴースト」
サンマンは、身寄りもなく、勤めていた会社もクビになります。
人生に幻滅した彼は、自殺を繰り返しますが、なぜかいつも未遂に終わります。
川に飛び込んで自殺を図った後、病院で目を覚ました彼は、病室で見知らぬ男を目にするが、周りの人には見えません。
そして、泣くおばさん、エロ爺、クソガキと次々と幽霊に取り憑かれます。
相談に行った霊媒師は、幽霊たちの希望を叶えれば満足して成仏すると言うのですが・・・。
中盤まで荒唐無稽で、出来事も支離滅裂なため、安い脚本だなと思っていました。
しかし、巻き寿司の具の「セリ」をキッカケに話が急転換して、それまでの支離滅裂なエピソードが一つの結末に収束していきます。
会場では、すすり泣く声が聞かれ、私自身も危うく涙をこぼすところでした。
人生に幻滅した彼は、自殺を繰り返しますが、なぜかいつも未遂に終わります。
川に飛び込んで自殺を図った後、病院で目を覚ました彼は、病室で見知らぬ男を目にするが、周りの人には見えません。
そして、泣くおばさん、エロ爺、クソガキと次々と幽霊に取り憑かれます。
相談に行った霊媒師は、幽霊たちの希望を叶えれば満足して成仏すると言うのですが・・・。
中盤まで荒唐無稽で、出来事も支離滅裂なため、安い脚本だなと思っていました。
しかし、巻き寿司の具の「セリ」をキッカケに話が急転換して、それまでの支離滅裂なエピソードが一つの結末に収束していきます。
会場では、すすり泣く声が聞かれ、私自身も危うく涙をこぼすところでした。
394.「シアター! 」有川 浩
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